Wed. Apr 25, 2007 勘弁してくれ [長年日記]

_ 師匠ってば

先日、恋に落ちた。これは絶対手に入れるつもりで、長期戦の構えなのだけれど、現状としては、切なさ八割、ドキドキ二割といったところで、私はただいま、精神的には非常に不安定である。

それは、休暇中の旅先で起きたのだが、師匠と四方山話をしていたところ、私の休暇の話になって、某所に行くことは話してあったので、その旅行の話になるのは必然ではあるのだが。。。

ちなみにうちの師匠は、とても弟子の顔色に敏感な人で、色々と調子を気遣ってくれる、基本的には、とても濃やかな人なのであるのだが、時として、その敏感さが困った状況を生み出すのであーる。

本日も、師匠に旅行はどうだったかと聞かれ、まさか、師匠に私の切ない心のうちを打ち明けるわけにもいかず、適当に、「まあ、よかったですよ」と答えたところ、「ふーん、よかった、、けど、、って感じだね。何があったの?」と突っ込んでくるじゃないですか!

しかし、ここで、「いや、腐れ縁の前の男と性懲りもなくまた恋に落ちたのですが、男が寄りを戻すのを渋っていて、まだ関係が不安定なので、旅行の思い出自体が、あまりいいものじゃないんです」なんて、言えるわけがない。だから、ごまかすつもりで、「ええ、だからよかったです」と言っても無駄。ごまかされてくれない。

「で?」

「いや、街は素敵でした。」

「てことは?」

「だから、街には問題がなく」

「つまり?」

「えーと、ちょっと友達とごたごたありまして」

「どんな?」

勘弁してくれ!

ていうか、何か察してるでしょ。それで、突っ込んで聞いてるでしょ。(師匠は恋バナがお好き。明言しないけど、絶対そう。)
さすがに弟子を追い詰めていることに気が付いたのか、会話はここで終わってくれたけど、あと二分、問い詰められてたら、ぶちまけてたね!全部ね! そしたら、勘弁してくれ!は、師匠の心の叫びとなっていたことでしょう。